« 2007年08月 | メイン | 2007年11月 »
2007年09月14日
カーチャウ!!(ネタバレあり)
夏休みのあいだに、甥っ子達のチビ二人が実家にやってきて、それは親父もおふくろも喜んで実家は毎日賑やかでありました。今は朝晩の気温も涼しくなり、元の静けさに戻ってはおりますが・・・
そんな賑やかな中、3歳になる下の子が、やたら「か~じゅ!」「まっくい~ん!」と言っていたので、おじさんである私もつい財布が緩みまして、DVDを実家に買って帰ったのでありました。すると・・・下の子は必ずテレビの前で毎朝「か~じゅ!」って微笑みながらねだる始末で、予想はしていたものの、「あちゃ~・・・(苦笑)」
最初は適当にDVD掛けてあげてただけなんですけど・・・
そのうち私の両親(彼等からすると祖父祖父母ですね)等と水族館に出かけ、私ひとり実家の留守番をするハメになりまして、暇だったものですから何気なしに独りでこの『カーズ』を観てみました。
さすがディズニーですね。
キチンと主題(ディズニーのテーマは普遍性のあるものばかりですから)を押さえてあって、別にキャラクターがCGの車達でなくとも、ストーリーがハッキリしていて、人物キャラによる実写でも十分楽しめる、ロードムービーの様に話が出来ています。
以下、内容のネタバレになるのですが・・・、
ストーリーは米国のルート66(半世紀前に活躍した大陸横断国道)が州間高速の建設により廃れて行き、その寂びれた街に迷い込んだ現代人の象徴である主人公のマックイーンが、その街の人々や風景との触れ合いを通して、今までの「勝負に勝つ!という価値観」以外の価値観をそこで見つけ出す。って内容です。
観ていて、街の寂びれ具合といい、住民の人の良さとイイ、その上で「どうしたら流れの変わった現代を上手に生きていくか?」が解からずに途方にくれている様とイイ、今の日本の過疎地域と同じ様な風景を舞台に映画は展開して行きます。要は時代の変化に付いて行く事が難しく、優しくとも不器用な人々が街の人々として描かれているのです。映画では結局のところ、マックイーンが全国レースで優勝して拠点をその街に置く事により街が活気を取り戻す事でエンドになるので、過疎問題の解決策としては参考にはならないのかもしれませんが、米国には州間高速が出来る事により、困った方が知恵を出して、その後世界のビジネスモデルに新境地を開いた方がちゃんといらっしゃいます。
高速建設により苦境。65歳という年齢ながらも知恵を捻出した、誰もが彼の体型まで知ってる米国人
ふと、上記エピソードを思い出しました。
いつの時代、どこの土地にでも、似た環境やエピソードはあるものです。
今話題の地方格差の問題も、結局は時代の変化に対応できずに戸惑ってる方々への配慮の問題だと思うんです。この映画はそんな優しさと、地方にも存在する別機軸の価値観も発見してみよう!とも言ってる様です。(おまけとして、上記DVDには作者のこの企画に至った訳も収録されています)
今も静岡の自宅でしょっちゅうこのDVDみてるT君。君が大きくなって、この映画みたいに時代について行けないの人々に君が出会ったとしても、主人公マックイーンの様な優しい気持ちで、彼等への配慮を忘れないでね。。。。
映画としては上記に書いてますが、ディズニー映画なので、安心して楽しめます。F1のシューマッハが声優としてもちょっとだけ出てます。ご家族と一緒に、気楽にどうぞ。
※このエントリタイトル『カーチャウ!!』はカーズの主人公マックイーンの"キメゼリフ”。
ルート66沿いには、映画バクダッドカフェに出てくるカフェが今でも実存しているしく、私も是非一度、米国の田舎ドライブをしてみたくなりました。
【参考リンク】
KFC カーネル物語
ルート66 wikipedia