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2008年04月24日
法規制は一番最後に来るべきもの
皆さんは、現在国会でひっそりと、かつ早急に審議されている、“青少年インターネット規制法案”についてご存知でしょうか?
業界の方は既に私よりもご存知でしょうが、一般の方は未だに知らない方も多いのではないでしょうか?
昨年来よりずっとこの規制法案の動きについては、私なりに追ってきていたのですが、昨日、マイクロソフト、ヤフー、楽天、ディー・エヌ・エー、ネットスターといった、業界大手の反対声明が出ました。
元々、この新たな法規制については、私も問題点や現状について記事をまとめて掲載しようと思っていたのですが、GIGAZAINの方に昨日まとめられた形で掲載されていたので、未だにご存じない方はコチラの方をご参照ください。やや感情論過ぎている感もしますが、掲載されているリンク先にはキチンとこの法案の問題点が指摘されています。
青少年インターネット規制法案」が成立すると、日本のネットは完全に死ぬ
現在、卑劣な一部ネットユーザーの暗躍で、その被害に会う子供や婦女がいる事には、私も心が痛みます。“どうにかして健全なネット社会を作らなければならない必要性に迫られている”事も判っています。しかしだからといって、議論もせぬままいきなり法制化・規制化し、国権を発動するとはどういうことでしょう?目指す社会には私も異論はないのですが、その途中の手段については、法制化しようとしている政治家と官僚の方々にモノ凄い横暴さがあります。しかも上記記事中の全国高等学校PTA連合会会長も言っている通り、
会見には、全国高等学校PTA連合会の高橋正夫会長も出席。高橋氏は、2007年に総務省の検討会で初めてフィルタリング規制の話が進んでいると聞き、「なぜ保護者側の意見を聞かずに話を進めているのかと驚いた」と説明。影響を受ける子供と保護者の意見が反映されない法規制には反対だとした。
また、検討会などでも、小学生と高校生で同じ基準のフィルタを適用するのはおかしいといった意見を述べてきており、「一律にフィルタリングという蓋をしてしまうのではなく、保護者や教員のリテラシーを高めることが重要。事業者の責任を言うなら、買い与えた親にも責任がある」と語った。
当事者の意見も一切聞かず、大義名分を元に勝手に進めるなんて無茶苦茶過ぎです。
こういう法制は誰が推進しているのか?不透明なところも気になるところです。
法制化されれば、私のこのブログもおそらく規制対象となるでしょう。
その記事がたとえEUのオフィシャルのCMであったとしても。[映画キャンペーンCM EUオフィシャル(R15指定)]
こんなあいまいな法律だと、私も警察にしょっ引かれかねません。
ネットの普及をニガニガしく思っているマスコミは現在この問題について、問題意識をもって大々的に報道しておりません。自分等に規制が掛かるとスグ「検閲だ!表現の自由を侵している!」と声を荒げ、大キャンペーンを張るのに・・・
私の考えは途中記事中にありました上のタイトル通りでして、もっと違うやり方で目指す社会を実現する方法も色々あるだろう?そういった努力をなぜしない?と言いたいのです。あまりに短絡的で子供を育てるという観点が全くありません。ある種国民や子供を馬鹿にしているとも言えます。
今一度この問題について皆様に知って欲しい為、記事を書きました。
2008年04月02日
CSRから見える企業姿勢
3月分は結局記事無し。4月になってますます忙しくなってる・・・(笑)
さてさて。年明けにとある企業のCSRページのお仕事に関わる事ができました。
これからのネタはその際に私が調査した中から面白かったデータの(一部)公開です。
「CSR」という言葉が耳慣れていない方はこちらで⇒CSR 企業の社会的責任 wikipedia
国内での起源を求めると、江戸時代の石田梅岩からも求める事ができるのですが、CSRの言葉そのものは2000年過ぎぐらいから聞こえてきた言葉であり、欧米(特に欧州)では企業活動にあたり、当たり前の様に近隣社会から求められる事項であります。
ま、用語の説明は簡単にさておき、国内大手企業のCSRサイトでの表現を比較することから、各企業の「企業の社会的責任」についてみてみましょう。
松下電器産業株式会社(i)
CSR に対しての姿勢が一番分かりやすくて、全体の構成を閲覧者が把握しやすく、認知しやすい表現となっています。
富士フイルム株式会社(i)
社長のメッセージを大きく取り扱う事で、代表取締役社長であるCEOの強いリーダーシップも表現できています。実際現在のCEOの古森さん自身、結構モノ言うCEOさんでいらっしゃる(先日もNHKの経営委員会でも物議をかもしてた)様ですから、CEOの強い姿勢が全面に出てきている内容となっています。
スズキ株式会社(i)
創業者がまだご健在のため、社是からの落とし込みという形で、シンプルに述べてあります。行動憲章もキチンと表示されて。
積水ハウス株式会社(a)
具体的に何を行うのか?を上部エリアで示し、その活動事例を下部エリアにてテキストで表現してありますね。
新日本石油株式会社(a)
こちらでは、具体的行っている活動事例をFlash アニメを利用して、身近さを表現しています。Flashなので派手ですね。元々石油会社という事もあり、環境問題への対応記述が多いです。
味の素株式会社(a)
情報が多岐にわたってしまっている為か、イメージでなんとなく内容が解るデザイン処理の例です。何をやっているのか?具体的イメージは掴みやすくなっています。
各上場企業名の末尾に(i)とか(a)とか付けてますが、どういった区別しているか?お分かりでしょうか?
お判りの方、そうです
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表現が理念が先か?実践が先か?
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この、『理念(i)が先か?実践(a)が先か?』特にある程度の規模の事業体経営を進めていく上では、経営者ならいつも、悩むに悩む悩む命題です。
理念を強く掲げる事で、組織がまとまって一つに進むこともでき、その理念が会社の行動指針となる優れた目標となるのですが。。。反面、その理念に反する企業行動を行った場合、社会からの非難は相当なモノになりますね。
逆に実践例ばかりを主張すると、「やってるいことは、わかりました。で、あなたの会社は何を目指しているのですか?」と、ビジョンの見えない会社(⇒単に利益追求やってないとのポーズでしょ?)との印象を受けます。
日本国内企業のCSRサイトを見てみますと、圧倒的に(a=action)の実践表現型の方が多い様です。理由は簡単です。実践表現型の方がリスクが低いから。この辺日本の企業らしいなぁと思います。上記のような大手企業には現在創業者は経営に参画しておらず(スズキは除く)、殆どは生え抜きの社長。それでいて株主に対しては実行責任が求められる訳ですから・・・最初から実行できない理念なぞ掲げない方が何かと安心・・・つまりはリスク回避。との判断でしょう。
創業者が個性的で有名な経営者がリード成長した会社は(i)の方向が強いようです。
私がたずさわった会社も社内向けに社長ブログ(⇒弊社がサイト制作)なんかを公開しており、その中にはキチンとまともな事を仰ってるので、それをそのまま公開すればイイのに。と思ったのですけれど。。。
CSRの各企業の憲章を有言とし、実践活動を実行と強引に決め付けて組み合わせしますと・・・
1、有言実行
2、無言実行
3、有言不実行
4、無言不実行
の四つになると思います。
上から順に評価されると思うのですが、現在の2の位置では、実行か?不実行か?の判断は個々企業の申告によるものになりますから、2の場合でも4の疑心を持たれるリスクが発生しませんか?
毎日グローバル化している現代において、昔の九州男児の様な「男は黙って行動あるのみ!」で、通用しますでしょうか?日本国内のみであれば、まだまだCSRの言葉も普及していない社会ですから大丈夫でしょう。しかし上記企業の顧客は日本だけではない筈です。
社会の諸問題に対して、何らかのメッセージもしくは、企業姿勢を問われると思うのです。
シーシェパードやチベット問題等、政治情勢から、世界的な格差問題や環境問題。国内に目を向けても、非正規雇用者への対応や表示偽装の問題。その際に今までの様な「まぁそうですねぇ。えへへ・・・」と問いかけを濁すように煙に巻く態度はこれから先、ますます逃れられない⇒説明責任を求められると思うのです。
今回笑えたのが、私がこの資料を取りまとめる前に東京の別の制作会社が企画書を提出していたのですが、その内容がすべて対従業員に関しての姿勢に関するものばかりでした。作者は雇われている制作会社に余程不満があるのでしょう。彼にとっては企業の社会的責任は「まずは従業員に対してのコミットメントから」と判断されたのでしょうね。やはりその辺にも労使見解というか、経営側とステークホルダーである従業員側での見方の大きなミゾがあるわけです。そういった際に仮に日和見の消極的雇われ社長さんがトップにいた場合、意見の集約がかなり難しいのではないでしょうか?大企業で派閥争いなんかがあっててはますます混迷が深まるでしょうね。よって実践のみしか公表できない・・・と。
まぁどこぞの国の今の政治情勢に似てなくもないですけど・・・(笑)
CSR自体は経営者としても一市民としてもかなり奥の深いテーマなので、こちらに参考サイトを記しておきます。
CSR=企業の社会的責任 - Wikipedia
文頭と同じです。コレは!と思われる部分を引用すると・・・
厳密には、CSRは概念が固まっているとは言い難く、明確に定義することは困難であるが、最も基本的なCSR活動として挙げられるのは、企業活動について、利害関係者(ステークホルダー)に対して説明責任を果たすことであるとされる。
藤井敏彦の「CSRの本質」
完璧なるCSRなんてありえないというところに同意です。今回の中国チベット問題やギョーザ問題でこの図らずもこの事が具体的に露呈してしまったようです。
新しい企業経営をひらくCSR
日経の特別サイトですが、あくまでも“日経”ということを前提にした方がよさそうです。
日経連 企業の社会的責任 (CSR)
財界全体としての意見はココで知る事ができます。
環境goo-CSR
だからぁ『CSR≠環境問題』だって。こういう展開するから「CSR=環境問題への姿勢」って誤ったイメージができるんですよねぇ。意図的にミスリードしているのかもしれません・・・あえて載せておきます。
わ、わたしのところですか?
こうやって私がBlogに意見を書くことで、まずは小さなことからも説明責任を果たしていくつもりなんですけど・・・
こっそりですけど、上記のような経営の勉強もさせていただいてます(まだまだ入り口に着いたばかりですけれど・・・)
投稿者 kackky : 12:01