« 2010年03月 | メイン | 2010年05月 »

2010年04月09日

母親に負担を押し付け過ぎる社会[非実在青少年問題の背景]

ようやくこの問題もブログ界隈では落ち着いて来たようですね・・・

私は今回も、また前回の青少年インターネット規制法案の時にも感じたのですが、親側推進派の「規制して!規制して!」の他力本願的な政府や自治体へのお任せ論が何故発生するのか?不思議で仕方がなかったのです。

「何故に親は自ら子を自ら守ろうとしない?」
そんな疑問をずっと持ち続けておりました。

青少年インターネット規制法に関しては、子供を守るには各家庭のPCや携帯電話でフィルタリングすればよい事だし、そもそも、そういったインターネット端末に触れさせない事もできるのに・・・と思っていたのです。

しかし以下の様な記事や一昨日久しぶりに再会した取引先でもある知人(パパ)の話を聞いていると、どうもその背景には今の社会が“母親に責任を押し付け過ぎる”社会になっている現実が横たわっている様です。私には全然気づかなかった視点でした。

そこから見えてきたものは母親たちの切ないほどの叫びです。 子どもに性的な興味を持つ人間など滅亡すればいい、ということは子どもを心配し大事に思っていると言うことです。そしてこの法案に反対する人間は全員敵である、という非常に攻撃的な思想は「子どもを守れるのは私たちしかいない」ということでもあります。

それは彼女たちの今置かれている状況をあらわしてたのです。

「母親しか子どもを守れる人間がいない」ということは「誰も子育てを手伝ってはくれはしない」ということです。

母親の皆さんに 児童ポルノ法&東京都青少年健全育成条例改正問題について--ポンコツ家族の取扱いマニュアル--

こちらも一緒に 重くなり続ける親の責任 前編--ポンコツ家族の取扱いマニュアル--


下記の様な記事もありました。

ひとことで言えば、家庭の中で「お母さん」方は、実に損な役回りを押しつけられているということだ。

(中略)

しかし、何らかの重要な「決断」を必要とする場面において、ほとんどの場合、お母さんたちはたった一人で物事を判断しなくてはならない。そういう決断の時に、お母さんたちは孤立している。

談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの--アンカテ--


これらの記事をみるにつけ、ふ~んとしか、思ってなかったのですが、上記の知人と会った際に彼が言った言葉で、確信となりましました。

「男女雇用機会均等法が出来、女性も働ける様になった。景気は落ち込んで旦那一人では家族を養えなくなった。母親が外に働きに出ることで、子育ての役割や責任は減ることも無く逆に益々増えた。父親の役割は未だに専業主婦家族モデルから変わっておらず、母親の負担は増えるばかり・・・」

なるほど。
独身の私には気づく事もできない論点でした。

彼はファザーリングという父親子育ての会の九州事務局立上げに今、奔走している最中です。
FJの九州支部、ファザーリング・ジャパン九州(FJQ)が旗揚げ![PDF]

つまり、現代の母親たちは子育ての役割と責任が増大している中で、子供と接する時間も短くなり、また仕事や家計の不安もあって、強度のストレス下に晒されている!そういう事ではないでしょうか?

私自身これは産業革命に因るところの「父親が働きに出、母親は家で家事を行う」核家族モデル(産業革命前は両親の働く傍に子供がずっと居た)、プラス日本固有の慣習「子育て休暇(実質)なし労働」「母親責任論」が複合的に噛み合っているのではないか?と・・・考えるのですが。。。

私も子供は居ないけど、何か彼女(母親)等、彼(父親)等に役に立てれる何かを考えなければ、この問題は解決しないな。と思う様になりました。。。

あなたはママたちに何か手をさし伸べていますか?

投稿者 kackky : 12:21