2010年10月21日
[大浦慶から何を学ぶか?]九州の港って・・・(その二)
間隔空きすぎて、ムリかな。。。と思ったけど、龍馬伝の大浦慶まだまだ出てますね・・・
さて、その一書いてからこの間に何してたか?と言うと、実はJETOROで九州の貿易資料とやらを調べておりました。デスクの方も親切でイロイロ教えていただきました。
下記データは『九州地域における農水産(加工品)輸出可能性調査報告書平成20年3月版~(独)日本貿易振興機構(ジェトロ)福岡貿易情報センター~』から主に引っ張ってきています。
2005年小泉内閣の『食糧・農業・農村基本計画』以降、国全体が攻めの農業に転じ、農産物輸出にテコ入れしているみたい(なんでも2013年迄に輸出額1兆円規模を目指す計画だそう)なんですが、九州も農業地域ですので、その一翼を担っているわけです。まあ九州は地理的にも東アジア地域に近いので、もちろんそれらの国への輸出が多いのですが、そんな資料の中、私も知らなかった意外な輸出品が幾つかありますので、下記に列挙しておきます。
TVオレンジ:カナダを中心とした北米向け温州みかん(←知ってました?毎年博多港から2700トン前後出てて国内からの輸出の実に半分が博多港からです。TVオレンジについては検索してください)
なし:北部九州から香港台湾中国へ向けて結構出てますが、安定はしてません。
木材:意外や意外。日本の木材も輸出されているのですね。実験的に伊万里や日向の細島港から出てるようです。面白いのが2002年に福建省へ向けて原木を輸出したら、向こうで加工して日本へ再輸出する動きが出たため、今は製材輸出に切り替えているそうです。
牛乳:糸島の「のむヨーグルト伊都物語」も香港へ輸出されてたみたいです。冷蔵生乳の輸出って地理的に近い九州ならではですよね。検疫なんかあって大変でしょう。こちらに記事がありました。中国輸出促進セミナー|牛乳ヨーグルトの伊都物語 スタッフ日誌頑張ってください。
FTAが締結されると検疫の時間もなく、一気に高品質乳製品が広がると思うんですが、現実隣国問題が横たわっていそうですね。
もずく:意外にも中国へ輸出されているそうです。
資料を見たところ、まだまだ地元産品の輸出には大きな伸びシロが残されていると判断できました。もっともっと地元農家の方々や流通業者の方には意欲を持って取り組んで欲しいところです。
この資料の最後に「九州の農産物輸出」に関する幾つかの現状の問題点と提言がありましたので、列記しておきます。(⇒以下は私のコメント)
1、共通した品質保証制度がない
あくまでも日本の農産物は「高品質で安全」というイメージしかなく、認証制度も県毎の策定のため、単なるローカルルールにすぎない状況になっている。
⇒九州としての統一ブランドが必要!
2、「九州ブランド」の確立
各県単位でのブランド構築のために動きがバラバラで、相手方国でのブランド把握が容易でない。
⇒逆の立場で考えればよく判ります。韓国や台湾の県名地名って知ってます?私も韓国の道区分(釜山は慶尚南道の中)ぐらいなら知ってますけど。。。
まぁそういう事です。
3、農産物輸出に特化した九州一体での組織がない
⇒上記にも絡んだ話ですが、現在JAをベースにした組織しか無いようで、民間ベースの独立した組織は殆ど皆無です。道州制も取り沙汰されてはおりますが、行政の道州制を待っていても商機を逃すばかりではないでしょうか?